【新入生必読】経済学部のための入門書

経済学入門書

今回は、経済学部の新入生が周りと一歩差をつけるための入門書を紹介していきます。
経済の基本的な仕組み、用語、イメージを掴むだけで、講義内容がスッと入ってきます。
将来競争率の高い企業・ゼミに入ろうと思っている人は、今からスタートダッシュを切りましょう!

高校生のための経済学入門 (ちくま新書)

わが国の高校では、経済学がほとんど教えられていない。「政治・経済」という科目に経済学の基礎が説明されているが、この科目自体の影が薄い。一方、世の人々の経済に対する関心はけっして低くない。本書では高校生にもわかるように、ポイントをきちんと抑えながら、経済学の基本的な考え方を解説する。理論そのものよりも、現実の経済問題の解決に経済学の考え方がどのように生かせるかという、実践的な面を重視する。
(出典:アマゾン)

「高校生のための」とありますが、大学生にもおすすめの一冊。シンプルですがわかりやすい説明でイメージしやすく、ニュースや現実世界で起こっていることがより理解できるようになります。




スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編

経済はむずかしい。簡単に理解できる本はないだろうか。 こんなことが言われるのは、日本だけではないのですね。アメリカでもしばしば聞かれる声だそうです。では、それに応えよう。こうして生まれたのが、この本です。 著者のティモシー・テイラー氏は、経済学者。アメリカ経済学会発行の雑誌の編集に長年携わってきました。全米各地の大学で経済学の講義も担当し、スタンフォード大学とミネソタ大学では「学生が選ぶ講義が上手な教師」の1位を獲得しています。 アメリカの有名大学といえば、東はハーバード、西はスタンフォードです。極めて優秀な学生たちが熱狂したテイラー先生の講義とは、どんなものだったのか。この本で体験してみましょう。その教え方のうまさは、実際に本文を読んでいただければ明らかです。 経済の基本を、身近な具体例を引きながら、鮮やかに説いていきます。(出典:アマゾン)
購入者の感想「勉強しなきゃな・・・」と思いつつ、尻込みしていた経済学。この本はひとつひとつが丁寧でわかりやすかったです。難しい言葉を使っていないところが良かった。社会人になる前に読めて良かったです。(21歳女性・学生)社会人として最低限の経済学を知っていないと世の中のことが、特にお金のことが理解できないと感じたため購入。他書で経済学の本を読んだが、本書は学者らしい落ち着いた表現で面白かった。(32歳男性・事務職)経済学の学び直しのために購入。非常にわかりやすい! (49歳男性・会社員)大学で経済を学んできたが、経済学の再勉強のため購入しました。(65歳男性・会社員)


落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本―初心者のための入門書の入門

圧倒的なわかりやすさ!今までで一番簡単なミクロ経済学の教科書です。
(出典:アマゾン)

購入者の感想
初めて経済学を学ぼうとする人にオススメです。ミクロ経済学はとても難しいですが、この本を読んでからミクロを勉強すると理解がはやまります。
ミクロ経済学の基本的な内容が簡単な言い回しでわかりやすく解説されています。ミクロ経済学の内容が全くわからない人が読むのにオススメです。
この本だけで経済学をマスターすることはできませんが、経済学の考え方の基本が身に付きます。
経済学は高校数学を理解していないと厳しいですが、この本はその点も考慮してあります。
中学生でも数学が得意なら理解できると思います。


教養としての経済学 -- 生き抜く力を培うために

かならず自分の糧(かて)となる! 一橋大学経済学部の教員が,大学での講義経験をもとに編んだ楽しく読める経済学のエッセイ集。 つかみ所がない,取っつきが悪いという印象を持たれやすい経済学。「経済学はどんな学問なのか」「経済学を学ぶことで何が得られるのか」「どうやって経済学を学んでいけばよいのか」そんな疑問に応えるべく,一橋大学経済学部の教員が日ごろの講義の経験をもとに,高校生・大学新入生向けにわかりやすく解説しました。経済学の全体を見渡すのに最適な内容です。(出典:アマゾン)

上の3つと比べると少し難しい内容かもしれませんが、現実であった出来事(ギリシャ危機、TPPなど)を経済学的視点から説明してくれます。
さらに経済学的な発想の仕方、経済学の歴史、古典書籍の内容をわかりやすく紹介してくれます。




オイコノミア ぼくらの希望の経済学

ピースの又吉直樹が経済学者たちに「経済とはなにか?」を教えてもらう、
Eテレの人気番組「オイコノミア」を書籍化。 
ゲームや携帯電話といった身近なツールから、
結婚、就職など、人生の大事まで、
経済を知れば人生はもっと楽しくなる! 
(出典:アマゾン)

NHKの大人気のTV番組が書籍化された一冊。
経済学とは何がこう働いて、、、という堅苦しい本がいやな人にはこれ!
今までになかった視点を、この本で経済学を学ぶことで身に着けることができます。

【本書の目次】
Part1<幸福>幸福を経済学でひもとく
――大竹文雄先生
Part2<就活>就職活動の仕組みはどうなっている?
――安藤至大先生
Part3<スポーツ>スポーツは経済学で成り立つ! ?
――大竹文雄先生
Part4<ケータイ>ケータイ買うならどれにする?
――安田洋祐先生
Part5<貯金>貯金したって意味がない! ?
――大竹文雄先生
Part6<恋愛>恋愛に役立つ経済のテクニック
――安田洋祐先生
Part7<結婚>結婚という行動を経済学で解剖する! 
――大竹文雄先生
Part8<給料>みんなの給料はどうやって決まる?
――安藤至大先生
Part9<格差>現代の格差社会はアメか?ムチか?
――川口大司先生
Part10<保険>保険って結局トクですか?
――大竹文雄先生
Part11<少子化>子どもは嫌いじゃないけれど
――川口大司先生
Part12<人生設計>経済学で賢い人生設計をする
――大竹文雄先生




紹介した本よりもいっぱい入門書やわかりやすい本があります!
他の人が遊んでいるうちに一歩先へ出て、周りと差をつけましょう。
目指せ賢くて知的な大学生!

死ぬまでに読みたい小説5選【その1】

読書は人生を豊かにする種です。
この記事では、みなさんに是非読んでほしい小説を15冊おすすめします。

Light Inside Library






ボッコちゃん / 星新一

アマゾンレビュー:4.5
発売日:1971/5/25

星新一は、ショートショートというごく短い小説の形式を日本に広めた先駆者です。
小説の入門者や本があまり好きではない人にもおすすめ。
「ボッコちゃん」は、そのショートショートの短編集のような本で、笑いから悲しみまで、様々な感情を生まれさせる本です。各話のテーマも人類を俯瞰しているようなものや、社会風刺に富んだものなど、多岐にわたっていて、一冊で何冊分も楽しめる贅沢な本です。



スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。(Amazonより)





ぼくは勉強ができない/山田詠美

アマゾンレビュー:3.5
発売日:1996/3/1

この小説の主人公は、世間とは違う価値観を抱えながら生きていく男子高校生です。子どもの気持ちと大人の気持ちの間で揺れ動く主人公の葛藤を感じられる一冊。同じ年代の人が読めば共感でき、大人が読めば若さへの羨望や懐古の気持ちが表れます。
普段抱える言葉にできない複雑な気持ちを、巧みな比喩表現で、すーっと心に染み込みます。
ライ麦畑で捕まえてが好きな人におすすめです。


でも、おまえ、女にもてないだろ。

勉強よりも、もっと素敵で大切なことがあると思うんだ。退屈な大人になんてなりたくない。17 歳の秀美くんが元気潑剌な高校生小説。

ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ――。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪い。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しくてクールな秀美くんが時には悩みつつ活躍する高校生小説。 




アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス


アマゾンレビュー:4.5
発売日:2015/3/13

主人公のチャーリーの日記を読んでいるような構成なので、小説感がなくて読みやすい一冊。
知的障碍者で6歳児相当の知能しかないチャーリーが、物語が進むにつれて周りの見方や、周りからの見られ方が変わっていきます。
人間とは、人生とは、幸せとは、、を考えさせられる名作です。


32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?全世界が涙した不朽の名作。








星を継ぐもの/ジェイムズ・P・オーガン


アマゾンレビュー:4.5
発売日:1980/5/23

40年以上前に発売され、今もなおSFの名作として選ばれる一冊。
舞台は地球のみならず、月、火星、木星と惑星を超えて広がるSF×ミステリーなストーリーです。
ダーウィンの進化論に基づき、徹底的に科学的に思考すること、これが本書の醍醐味だろうと思います。


【星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。

(アマゾンより)










深夜特急1-香港・マカオ-


アマゾンレビュー:4.5
発売日:1994/3/30

1970年前半、当時26歳の著者による旅行記。
若さと異国からのとてつもない自由と解放感を味わうことができる作品。
読み終えた後は、自分も旅に出たくなり、自分にもできるというエネルギーを味わうことができます。
香港・マカオ以外にもシンガポールやインドの旅行記もあります。



インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ! (アマゾンより)










法学部生が読むべき5つの本(その1)

今回は、法学部生が読んでいないと恥ずかしい本とレビューを5つまとめてみました。
ほとんどの本は、高校の授業のどこかで聞いたことあるものだと思います。
それだけこれらの本の法律・政治学への影響は大きかったと言えます。

これから(その5)まで記事にするつもりなので、お楽しみに。



1. プラトン「法律」

対話の舞台は地中海クレテ島。ゼウスの社への参詣の道すがら、「アテナイからの客人」ら三人が国制と法律について論じる。最善の国家についての理念を提示した『国家』に対し、本書では「現実にあるべき国家」の具体的な法律・制度全般について自由で大胆な提案を行う。プラトン最晩年の著作で、最大の長篇。(「BOOK]データベースより 


<レビュー>
プラトン終生のテーマであるところの、魂の不死とか、真の知識とか、正しい生き方がいちばん幸せとか、一と多の関係とか、お馴染みの議論がいつものように展開される一方で、この本でしか見られない具体的な教育論とか法律論も盛りだくさん。
(From: 眼鏡文化史研究所

本書では、表題が示すとおり、具体的な法律制度全般を取り上げつつ、理想的国家が見出される。
すでに『国家』の中で、哲人政治は究極的なユートピアであって、「この地上のどこにも存在しない国」と言及されているが、それに次ぐ国家となるためには、正しい法律が整備されなければならない。こうした考えを背景に、本書では法律と徳との関係、法律(ノモス)が自然(ピュシス)よりまさること、そして法律の起源である神の存在等が説かれる。

(From: Amazonレビュー)




2. キケロ「義務について」

共和制を守るために戦った古代ローマ第一の学者にして政治家,弁論家キケロの代表作.ここにいう義務とは,人間として,また市民としての道徳的任務の完遂を意味する.キケロによれば,この義務は,国家(共和制),近親,自己の利益に対して果たされるべきものという.本書は,人生の指針として今日なお示唆するところが多い. (岩波書店ブックサーチャーより)


<レビュー>
何をしなければならないかという事より、いかに生きるべきか、何を優先させて考えるべきかを説いています。キケロは、ギリシア哲学の各学派の主張や、ローマの政治家(故人も現役も)の例を引き合いに出しながら、人間としてより望ましい、より立派な生き方を提唱します。哲学的で抽象的な思考にとどまらず、日々の生活で遭遇するような実際的な例も多く含まれます(From: Amazonレビュー)

「恩を受けた人は、その恩を心をにとめておかなければならない。しかし、恩を与えた人は、それを覚えているべきではない。」「感謝の心は最大の美徳のみならずあらゆる他の美徳の両親なり。「誰でもまちがいをすることはある。しかし、まちがいを個室するのは馬鹿以外にはない。」「生きるとは考えるということである。」「最も正しき戦争よりも、最も不正なる平和を取らん。」From: 本書より)

3. モンテスキュー「法の精神」


法・政治思想史上の大古典として著名なモンテスキュー(1689‐1755)の『法の精神』(1748)は、三権分立論で有名であるが、近年では、法社会学、比較法学、法学史の先駆的業績として注目を沿び、法と社会の多角的な分析にさらには、異文化間の相互理解に貴重な示唆を与える書として高い評価をえている。上巻には第一・二部を収録。(全3冊)
(「BOOK」データベースより)

<レビュー>
本書は三権分立を説いた古典として有名だが、「法の精神」というタイトルから想像されるほどには、法についての理論的考察に重きが置かれているわけではない。法とは「事物の本性に由来する必然的な諸関係である」とされ、実定法に先立つ自然法の存在が承認されるが、ここでの事物の本性とは固有の風土と歴史を持った社会の本性であり、凡ゆる社会に妥当する超歴史的・普遍的なものではない。(From: Amazonレビュー)

モンテスキューの三権分立論は近代立憲主義の重要な構成要素とみられているが、モンテスキューが企図したのは、封建貴族がその裁判権を通じて絶対王政の恣意的な権力行使を抑制することであり、近代的中央集権国家のプロトタイプである絶対王政に旧勢力である貴族階級を対置するものだ。啓蒙主義のチャンピオンと目されるモンテスキューも、その限りにおいて明確に「反近代」であった。本巻ではフランス封建法の起源と変遷を辿りながら、社会的勢力としての貴族階級の興隆と衰退を、その裁判権を軸に論じていく。(From: Amazonレビュー)


今まで一番面白かった本教えて!


先日、WSJでフィクションを読むとソーシャルスキルがあがると言う記事がありました。
多くの文系の人が営業につき、否応なくソーシャルスキルは求められます。
もちろん、営業以外の部門でも要求され、評価に大きくつながることは間違いありません。

そこで、今回は一番面白かった(フィクションの)本を紹介します。

夜のピクニック/恩田睦


恩田陸の青春小説の傑作。高校の伝統行事でひたすら歩く。その行事の中での登場人物の悩みや葛藤が青臭く書かれていてそれが非常に爽やかに描かれる。夜通し歩くその際中に少しずつ成長していく様が面白い。青春小説が好きな人には特におすすめしたい。

横道世之介/吉田修一



映画にもなったこの作品。横道世之介という優しいイイ奴の大学生時代の日常を描きながら、数年後の登場人物が当時を懐かしむという作品。何気ない馬鹿な日常が中盤のある出来事をキッカケに、とても大事で貴重なものなんだって気づかせてくれる。それがただの青春小説にはない余韻を残す。中盤のその「キッカケ」に楽しく読んでいた心が揺さぶられ、作品の印象がガラリと変わる。今を大事にしたくなる、友達を大事にしたくなる作品。


阪急電車/有川浩



阪急電鉄を舞台にしたオムニバス形式の小説。ひと駅ごとにドラマがある。そのひとつひとつのドラマが連なって大きなひとつの物語を構成する。駅を変えるたびに主人公が変わり前後で少しずつ重なっている。また「往路」と「復路」で半年後の時間が過ぎており、前半見てきたドラマのその後が見れる。有川浩さん特有の分かりやすい文体でスラスラ読めるのでちょっと本を読みたい時におすすめ。1時間ぐらいで読めるんだけど「いい本読んだな」って思える1冊。少し心がきれいになった気がする作品。

下町ロケット/池井田潤



自身初の池井戸潤の小説であり池井戸潤としても出世作の作品。いわゆる企業小説にはまるキッカケにもなった。勧善懲悪が特徴的でありスカッとする。筆者の日本の町工場への愛が垣間見え、手に汗握るストーリーが展開される。仕事に対する夢に対し邁進する佃にやや嫉妬もありつつ、難題に挑戦し続ける彼等に励まされるように読み進めた。

家族八景/筒井康隆


家政婦として様々な家庭で働く七瀬を通して、人間が本質的に抱えている闇を浮き彫りにした巨匠筒井康隆の短編集。著者の作品すべてに共通して言えることだが、非常に読みやすくしっかりまとまっているので軽く読みたい人にもおすすめ。他人の家庭を覗いているような感覚になる。

下町ロケット/池井田潤博士の愛した数式/小川洋子


第1回の本屋大賞受賞作品。記憶障害を持つ64歳の「博士」と主人公の「私」を通して、他社への思いやりの大切さ、愛情の尊さ、人生の素晴らしさをストレートに投げかける静かで温かい物語。読み終わった後読者を少し前向きな気持ちにさせてくれる。

文系学生も分析力は必要

分析や統計といえば、拒否反応がでる人もいるかもしれません。

しかし、今のビジネスの世界ではデータの分析はできないとしても、

データが示す意味を理解することは最低限の能力です。

そのためには、統計の基礎知識が必要になることは当然です。




この本では