読書の秋だ!何を読もう? ほんわりver.

いよいよ来ました
読書の季節ですね!

こんな時期はぽかぽか陽気の中で、
公園でのんびり読書とかもいいですよね。

















ではこんな時期にぴったりの本をご紹介します。
大学生は2冊くらいは読みましょう!
(今回はあまり本を読まない人でも読みやすい本をピックアップしました)



引っ越してきたアパートで出会った青年、河崎に、本屋襲撃の計画を持ちかけられる僕。
そして二年前の出来事が、河崎の元恋人、琴美を通して語られます。

しかし何かがおかしい。
ぼんやりとした疑問を抱きながら、話が進んでいきます。


この本は「今」と「昔」が錯綜している構成です。
ストーリーが進むにつれて、「あぁ、こういうことなのか」
と、1つの方向へ収斂していき、読み進めていくのが楽しくて仕方がない。
緩和と緊張のギャップから、悲しさの中に優しさを感じる読後感です。


「一緒に図書館を襲わないか?」 
「神様を閉じ込めに行かないか?」







片道わずか15分のローカル線で起こる小さな奇跡の数々。
全くの他人の登場人物の人生が、阪急電車で少しづく交差してく...
恋の始まり、別れ、さまざまなトラブルを持つ登場人物たちが
前向きに生きていこうとするその姿。とてもさわやかな気持ちになります。


読んでいると楽しくて、時に胸にきゅんときて、
にやにやが止まりません。


元気になって、さらに人を好きになるような読後感。


 “「はい、別れるだけでも一苦労でした。でも、頑張って別れてよかったです。ありがと う、おばあさん。 もし、もう一度あの老婦人に会えるならそう言いたかった。中学のときに叱られたあの老人にも、今会えるならきっと今度はお礼が言えるだろう」“      







なんでしょう....おもしろいと一言で表現することはできません。

百万円を貯めたら家を出ていくことを決めた佐藤鈴子。
そして鈴子を含めた、この小説の臆病な登場人物たち。
彼らが教えてくれるのは、些細な行動で人間の運命は良くも悪くも変わるのだ。
ということ。
そしてたったの一言で、人生が変わることもあるのである。


と、こう書くと思い小説のように思えますが、
ユーモラスな語り口なので、すらすらと軽く読めます。

「自分探し、みたいなことですか?」 「いや、むしろ探したくないんです。どうやったって、自分の行動で自分は生きていかなくちゃいけないですから。探さなくたって、嫌でもここにいますから」








あまり本を読まない人におすすめしたい本です。

トルコ料理屋さんのバイトから、恋人の待つ家に戻ると部屋が空っぽになっていた。
突然同棲していた恋人に裏切られ、主人公の倫子は声を失う。
その後傷心のまま故郷に帰った倫子は「食堂かたつむり」を開く。

そして食堂かたつむりで倫子の料理を食べた客に次々と奇跡が起き、
願いがかなうという食堂の噂になる。
そんなある日、倫子のおかん・ルリコが病に侵されていることを聞いた倫子は....



ほんわかいいお話を、さらさらっと読み進めることができるので、
あまり本を読まない人も読みやすい本です。

この本の印象は、なんといっても食事の描写。
素敵な表現や、調理の場面は本当に生き生きしています。


しかし、その内容から賛否両論の多い本です。
是非ご自分で読み、判断してみてください。



”人は、いつも澄んだ気持ちでなんかいられない、と思う。みんな、濁り具合の差こそあれ、心の中を満たしているのは泥水だ。”