知性の磨き方、それは...



「考え方」を考えること!






























知性の磨き方/林望





基本情報
  • 著者:林望
  • 発行年月日:1996年11月5日
  • 発行者:江口克彦
  • 発行所:PHP研究所




レビュー



ぱっと開いたとき、何か違和感を感じました。

少したって気づきました...話し言葉で書かれていたんです(笑)

そのせいかわかりませんが、この本は「読む」というより「対話」しているような感じがしました。

(こういう普段と違う感覚を味わえるから読書はやめられません)

そしてその口調でズバズバ物をおっしゃるので、まるで講義に参加しているようです。





実際にこの本は、3日間の集中講義のような
  • 第1日:学問の愉しみ
  • 第2日:読書の幸福
  • 第3日:遊びは創造
という構成になっています。




内容


第1日

この授業(本)では大学生活だけではなく、

今後の人生でも役立つ考え方について書かれています。

簡単に言うと普遍的な分析・勉強の方法です。

私自身よく感じます。

大学生と高卒の方との決定的な違いは、自分にあった普遍的な方法を知っているか否か

なのです。

そして1つのことを突き詰める根気と努力。

これが必要なのです。




大学1年生や2年生の人、漠然と卒業したら就職するんだろうなーと考えてませんか?

溢れるほどいて、特に希少性のない文系大学生の就職は思っているより大変です。

上記のことを知らずに文系大学でぬくぬくやっていると、

「君大学で何してきたの?」ってなりますよ。






ただし




でもこの本、無駄な部分もかなり多いです(笑)

私的には3章は読んでも読まなくても同じかなという感じ。

しかし「自分の興味のある章だけ読む」という形でも十分身になると思います。





こんな人向け!

高校3年生~大学2年生向けです。

この1冊に出会うかどうかで大きく学生生活が変わると思います。

答えのある受験勉強頭脳では、大学はおもしろくありません。

「考える方法」を知りたい方はどうぞ!